身体と感情の話

既婚の同僚と、飲み会の帰りに酔った勢いで関係を持つ手前までいってしまって、彼氏への罪悪感が凄まじかった時に、口が固くて恋愛観がドライな友人に相談したことがあった。

彼女は話を聞き終わった後で、こう言った。
「身体だけって思っていても、心がついていっちゃうんだよ」
彼女は数ヶ月前、飲み会帰りに終電がなくなった既婚の上司を家に泊めた際、酔った勢いで関係を持ってしまったという。
「嫌いじゃなかったけどそういう気持ち持ってなかったんだけど、身体が繋がっちゃうと女の子って受け入れる側だから、どうしたって情が移るんだよ」
彼女は自分の話をしているにも関わらず淡々としていて、だからこそ言葉のひとつひとつに説得力の重みがあった。
「だから不倫とかしちゃだめだよ」
私は頷いた。同時に同僚へ持ちかけていた恋心のようなものに名前がついて霧散したような気がした。
その後で彼氏には何も言わず別れを切り出し、同僚とも異動を利用して距離をとった。

あれから数年経ち、浮気も不倫もせずにいるが、それでも時々彼女の声が耳に蘇る。

滋賀闇金解決

user337 / 10月 23, 2018 / その他
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